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会長挨拶

 5月19日の理事会で安藤会長の後任として会長に選任されましたCKD 株式会社の梶本でございます。8年前の2014年より2年間にわたり会長を務めさせていただき、今回二度目の会長職であります。職務を全うすべく精一杯努力いたしますので、皆様方の絶大なるご支援ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。

 昨今の経済環境について、昨年度は新型コロナ変異種の世界的蔓延による景気後退はあったものの、その後急回復したこともあり、当工業会の出荷額は油圧が対前年度比約18%増、空気圧も約35%増となり、合計で約9,800億円となり、史上最高となりました。これは、あくまで出荷額ベースであり、部品不足等による受注残も増加していると聞いており、それらの要因がなければ、もう少し増えていたのではないかと思っています。

 思い起こせば、前回会長を務めさせていただいた時の出荷額は年間で約6,700億円でした。この8年間で増加額は3,000億を超え、改めて大きく成長したことを実感するとともに、工業会会長としての重責を受け止めております。

 工業会の需要調査では、今年度もこの業績を足場に更に5%程度伸びると見込んでおり、出荷額は1兆円を超すと予想されています。しかしながら、2月末に始まったロシアのウクライナ侵攻による、エネルギーや希少金属の高騰などが景気に悪影響を及ぼしつつあり、部品の調達が一層難しくなるなど、一時的かもしれませんが、大きなマイナス要因となるのではと危惧しております。

 加えて、最近の円安基調は、原材料価格の高騰を招き、一部の企業にとっては厳しい環境となっております。これら様々な不確定要素の動向に注視していくことが必要であり、この需要予測を見直す予定の秋ごろには、良い方向で落ち着いていることを期待しております。

 また人手不足も深刻な問題であり、安藤前会長の指導の下、当工業会から本年2月に経済産業大臣宛に、特定技能外国人材制度の特定産業分野の見直し・入国手続きの効率化・安心できる受入制度の運用改善の三本柱で構成された「特定技能外国人材制度に関する要望書」を提出しております。政府機関で、前向きに検討されていると聞いており、是非とも実現していただきたいと思います。同時に、我々でも生産性の改善などで、人手不足に対応できる整備された環境づくりをしていくことも重要となります。

 このような状況下、昨年のIFPEX2021に続いて、今年11月には、東京ビッグサイトでJIMTOF2022が開催される予定です。当工業会からも多くの会員企業が出展されます。フルードパワー産業が自動化や生産性改善に加え、環境面でも大きな効果をもたらすことをアピールでき、これら展示会がフルードパワー産業の新たな需要分野を開拓できるよう、最大限の努力をさせていただきます。

 そして世界中にSDGs活動の輪が広がる中、政府方針として発表されました「2050年カーボンニュートラル実現」に向け、フルードパワーの持つ特徴を利用しより良く貢献できるよう、さらに進化させていきたいと考えております。業界の発展に尽力していただいている方々と共に、知恵を絞りながら事業を行ってまいります。

 最後になりますが、コロナの収束によって、安心した企業活動が戻ること、ロシア・ウクライナ紛争が早く解決し平和が戻ること、そして、我が国我が業界の発展と皆様のご健勝を心よりお祈りいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。





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